安眠をもたらすアロマとは? 酢酸リナリルとリナロールを含む精油がおすすめ

アロマテラピーで使う精油(エッセンシャルオイル)には安眠効果を持つものがあるそうです。たとえばラベンダーは眠気を誘う香りとして有名ですが、ほかにはどんな香りに安眠効果があるのでしょうか。気になったので調べてみました。

以下は、アロマセラピー 標準テキスト 基礎編(丸善) からの引用です。

原発性不眠症に精油を使用するときは、鎮静作用や抗不安作用のあるリナロールや酢酸リナリルの多く含まれる精油を第1選択する。

また、〈香り〉はなぜ脳に効くのか(NHK出版)には次のように書かれています。

不眠に作用する精油の成分はリナロールと酢酸リナリルであることがわかってきました。

ということで、酢酸リナリル&リナロールを含む精油が眠れない夜に効く!と言えそうです。

では、この2つの成分はどんな精油に含まれているのでしょうか?

酢酸リナリルとリナロールの含有量が多い精油

以下は、香りの精油事典(BABジャパン)を参考にして作成した表です。酢酸リナリルとリナロールを多く含む精油は5つ見つかりました。

精油名 酢酸リナリル リナロール 合計
クラリセージ 66% 16% 82%
プチグレン 50% 24% 74%
ラベンダー 39% 24% 63%
ネロリ 34% 9% 43%
ベルガモット 30% 11% 41%

一般的な精油の中で、酢酸リナリルがもっとも多く含まれているのはクラリセージです。非常に強い鎮静作用があると言われていますが、酢酸リナリルの含有量を考えれば納得できます。リナロールの量も多いので、成分的には一番安眠効果のありそうな精油だと思います。

なお、クラリセージには「スクラレオール」という特有成分が含まれています。この成分は月経痛をやわらげる作用があるとのこと(酢酸リナリルにも鎮痛作用あり)。そのため月経痛で眠れないときに使うと効果があると思います。

注意:クラリセージは妊娠中の使用を避けるべきとされている

おすすめはプチグレンの精油

どの精油がいいのかは一概には言えないですが、個人的な使用感ではプチグレンがおすすめです。ラベンダーやベルガモットよりも鎮静作用が強い感じがして、妙に心が落ち着きます。

なお、プチグレンは精神なものからくる不眠に向くようです。香りの精油事典(BABジャパン)には次のように書かれています。

感情が落ち込んでいるときには自信をもたせ、怒りによる興奮やパニック状態を鎮め、気持ちを新たにリフレッシュされてくれる香りです。

「ベッドの中であれこれ考えてしまって眠れない……」という人はプチグレンを試してみるといいと思います。

ただし、香りは好き嫌いが分かれると思います。私の第一印象は「青臭くて苦い草」でした。使い続けるうちにだんだんと好きになり、今では夜寝る前はプチグレンの出番が一番多いです。

アマゾンのレビューを見ると、「最初は臭いと思ったけどあとから好きになった」というレビューがありました。プチグレンの香りにはそういう特徴があるのかもしれません。