高い鎮静効果をもつ「酢酸リナリル」のアロマを寝る前に使う

酢酸リナリルは、精油(エッセンシャルオイル)に含まれる成分で、交感神経の興奮をしずめる作用があります。そのため、「イライラして眠れない」「寝る前の考え事がどうしてもやめられない」といった入眠の悩みに効果を発揮します。

また、精神を安定化させる「セロトニン」の分泌を増やす効果があると言われています。ラベンダーのアロマは安眠効果が高いと言われますが、それも酢酸リナリルを豊富に含んでいることが関係しています。

酢酸リナリルが多く含まれているのは?

酢酸リナリルの含有量が30%以上のアロマは、高い鎮静作用があると言われています。次の3つの精油には、30%以上の酢酸リナリルが含まれています。

1.クラリセージ

甘くフルーティな香りでありながら、ナッツのような個性的な香りもあわせ持っている精油です。酢酸リナリルの含有量は、一般的な精油の中ではもっとも多いです。高い鎮静作用があり、神経が緊張状態にあるときに心を落ち着かせてくれます。

クラリセージの精油は「スクラレオール」という成分を多く含んでいます。この成分は女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをします。そのため、月経周期の乱れからくる不眠に対して、高い効果が期待できます。

2.ベルガモット

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同じかんきつ系のオレンジ・スイートやレモンよりも、デリケートで暖かみのある香りです。数あるアロマの中でも、万人に好かれる香りと言われています。

交感神経の活動をおさえる働きがあり、ストレスをやわらげる作用が特徴的です。気分の落ち込みなど、情緒が不安定なせいで眠れない夜に役立ちます。

3.トゥルー・ラベンダー

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ぐっすり眠れる香りといえばラベンダーです。脳やせきずいなどの中枢神経のバランスを整える作用があり、躁うつ症のような精神状態をやわらげます。

ラベンダーは、すぐれた鎮静効果とともに殺菌や血圧降下など、幅広い用途がある精油です。少量であれば、原液を肌に直接つけることができるほど刺激も少なく、子供にも安心して使えるため「万能の精油」として親しまれています。

まとめ

酢酸リナリルを含まない「ローズウッド」「ネロリ」「カモミール・ローマン」なども安眠効果に優れています。

ただし、選択肢がたくさんありすぎて、何を使えばいいか分からない場合もあると思います。そういうときは、まずは酢酸リナリルを含むアロマを試してみましょう。