【夏の寝苦しさ改善】涼しい寝具は掛け布団とシーツが決め手

とにかく寝苦しいのが日本の夏です。夜になっても気温がなかなか下がらないときは、エアコンに頼る方が少なくないと思いますが、寝具を見直すことも検討してみてください。掛け布団やシーツの素材ひとつで、体感温度や湿度が大きく変わるからです。

このページでは「夏の寝苦しさを解消するための寝具選びのポイント」を2つご紹介します。

1.敷きパッドではなくシーツにこだわる

ここ数年「接触冷感」を売りにした敷き寝具が人気を集めています。これは、触ったときに冷たさを感じるような加工がされている寝具で、ジェルタイプのマットや、NASAのために開発された素材(アウトラスト)を使ったものなどがあります。

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しかし、接触冷感の寝具は日本の夏には合わない可能性があります。日本の夏の特徴である「高い湿気」を逃がす作用がないからです。

夏の寝苦しさは気温のせいだけでなく、高い湿度も原因のひとつです。実際、湿度が高いと「深い睡眠が減る」「覚醒時間が増える」というデータもあります。

睡眠とメンタルヘルス / ゆまに書房 を元に作成)

とくに就寝中は汗をかくため、寝床には湿気がたまりがちです。夜中に目が覚めたときに、背中がじっとり汗ばんでいることはありませんか? もし心当たりがあるなら、高い湿度が眠りに悪影響をおよぼしている可能性は高いです。

では、寝床にたまった湿度を逃がすにはどうすればいいのでしょうか。リネン(亜麻)素材のシーツを使うのがひとつの手段です。

リネンとは……
フラックスという植物から作られる天然繊維で、麻の一種。いろいろな種類がある麻の中で、リネンはもっとも肌ざわりがよく、通気性に優れているとされている。

リネンの特徴は、水分をすばやく吸い取って外に逃がす能力が高いことです。また、コットンとくらべて4倍の通気性があるとも言われています。

アウトラストなどに代表される最先端の素材もいいかもしれませんが、天然繊維もあなどれません。とくに湿気を外に逃がすという点では、リネンが一番の素材でしょう。暖かさを保つことは得意ではないので冬には使えませんが、その快適さを考えれば夏専用にしても充分おつりがくると思います。

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合成繊維とは違って肌ざわりがナチュラルなことも、快適な眠りにプラスに働きます。

2.タオルケットよりも肌掛け布団が夏には最適

「夏の暑い夜はタオルケットも掛布団もジャマ!」と考えている方は少なくないと思います。

しかし、最高気温が30°C以上の真夏日でも、早朝の気温は20℃くらいまで落ちこむことがあります。そういう朝に何も掛けていないと寝冷えして、夏風邪をひく原因になります。

「タオルケットや薄手の毛布を一枚だけ使って寝る」という場合も多いと思いますが、タオルケットや毛布は、寝返りのたびに身体にまとわりついてくるという弱点があります。また、寝ている間に熱がこもりやすく、夜中に目が覚める原因になったりもします。

夏の掛け寝具で一番いいのは、羽毛の肌掛け布団です。吸湿性・放湿性が高いので体感温度が上がりすぎるのを防げますし、軽いのでうっとうしさもありません。羽毛というと高価なイメージがありますが、肌掛け布団ならリーズナブルな価格で手に入れることができます。

ただし、羽毛の肌掛け布団はあくまでも夏用と割りきる必要があります。冬の掛布団として使うには、暖かさの面で厳しいものがあるからです。