睡眠時間はどこまで短縮できる?

睡眠時間って短くできるのでしょうか?

ネットの掲示板などを見ても、「どうにかして睡眠時間を5時間半に縮めたいと思っています。何かいい方法はありませんか?」というような質問を見かけることがあります。4時間半熟睡法という本も売っているくらいですし、「睡眠時間を短くしたい」という願望を持つ人は意外と多いのだと思います。

ちなみに、私は一日8時間は寝ないと調子が悪くなるタイプです。できればあと1時間睡眠を減らして、一日7時間睡眠で平気になればいいな……と思っています。

では、睡眠時間はどのくらいまで短縮できるのでしょうか。睡眠関係の書籍を読んで調べてみました。

睡眠時間短縮の限界は6時間らしい

いろいろな書籍を調べてみたのですが、睡眠時間の短縮に関する記述はなかなか見つからず……。わりと詳しく書かれていたのは「眠りの科学への旅」という本で、毎週30分ずつ段階的に睡眠を減らして限界をたしかめる実験が載っていました。

実験の詳細は省きますが、

不眠症の人もふつうの睡眠の人も、たいていの人にとって六時間の睡眠制限はほぼ限界である。

と結論付けられていました。

6時間睡眠というのは、ちょうど短眠者(ショートスリーパー)と呼ばれる人の睡眠時間と一致しています。なので、普通の人の睡眠時間の限界が6時間というのは、納得できる話だと思います。

● 参考:必要な睡眠時間の目安

分類 必要な睡眠時間 人口比
ショートスリーパー(短眠者) 5時間以下 1%未満
6時間以下 5~10%
バリュアブルスリーパー(標準睡眠者) 6~9時間 87%
ロングスリーパー(長眠者) 9時間以上 5~10%
10時間以上 成人では1%未満

快眠のための朝の習慣・夜の習慣を参考に作成

ただし、6時間睡眠は可能といっても、そのためには大きな苦痛を覚悟する必要がありそうです。短眠に慣れるまで、ずっと寝不足状態のまま過ごさないといけないからです。強い意志がなければ実行不可能だと思います。「なぜ睡眠時間を短縮するのか?」という目的が明確にある人なら、耐えられるのかもしれません。
(私にはそれほど大きな目的意識はないので、たぶん無理かなと……)

なお、「スタンフォード式 最高の睡眠」にはこんなことも書かれています。

ほとんどの人は短眠の遺伝子をもっていない。そんな人がショートスリーパーを目指すのは、まったくの間違いだ。巷では「短時間睡眠法」などというメソッドも提唱されているが、科学的な根拠がないうえに健康を害したり、パフォーマンスが低下したりと、デメリットが大きすぎる。

やはり、睡眠時間の短縮を目指すにしても、ほどほどが良さそうです。