睡眠時間はどこまで短縮できる?

「どうにかして睡眠時間を5時間半に縮めたいと思っています。何かいい方法はありませんか?」というような質問を、ネットの掲示板でたまに見かけることがあります。

たしかに睡眠時間を短縮できれば、そのぶんだけ自由な時間が増えて好きなことに時間を費やせます。そう考えると「睡眠時間を短くしたい」という願望を持つ人は意外と多いのかもしれません。

では、睡眠時間はどのくらいまで短縮できるのでしょうか。

短眠の道のりは険しい

睡眠時間を短縮できる限界は、6時間と言われています。短眠のための実験は世界各国で行われていて、どの実験でも大体6時間という結果が出ているようです。言い換えると、努力次第では6時間睡眠は可能ということです。

しかし、6時間睡眠を実現するためには大きな精神的苦痛を覚悟しなければなりません。なぜなら、睡眠を短縮するまでには数カ月~半年かかり、その間は常に寝不足に悩まされることになるからです。

数か月もの間、日中の強い眠気に耐えながら生活するのは現実的ではないと思います。「どうしても睡眠時間を短くしたい!」という強い意思がないと、長続きはしないのではないでしょうか。

なお、短眠が簡単に実現できる人もいます。それは、少ない睡眠時間でも大丈夫なように生まれてきた人です。もともと、必要な睡眠時間には個人差があります。そして、その個人差はある程度は遺伝子によって決められています。

一日の睡眠が6時間以下の人をショートスリーパーと呼びますが、人口比率でいうとたったの5~10%です。大部分の人は、睡眠時間が6~9時間のバリュアブルスリーパー(標準睡眠者)です。

ある程度の短縮はできるかも

睡眠時間を6時間に切りつめるのは難しいとしても、ある程度の短縮なら可能かもしれません。なぜなら、ほとんどの人の睡眠には改善の余地があるからです。

たとえば「質の悪い睡眠をまねく夜のNG習慣7つ」で述べているようなことを就寝前にしていませんか? 眠りの質を改善すれば、少ない睡眠時間でも問題なく過ごせる可能性はあります。

なお、「睡眠時間が長いのは精神的ストレスが多いから」という説があります。精神的ストレスを処理するために脳が疲れきってしまい、長い休養(つまり睡眠時間)が必要になるという考え方です。

ロングスリーパー(長時間睡眠者)には内向的でストレスを溜めやすい人が多いと言われていますし、精神的ストレスが睡眠時間を増大させている可能性はあるのかもしれません。

心あたりのある人は、ストレスを和らげるための対策をしましょう。オススメは、入浴をちょっと工夫することです。ラベンダーやベルガモットのアルマオイルを使って、アロマバスを試してみてください。アロマの香りは脳に直接作用します。お手軽にストレスを緩和できます。

バレリアン(ハーブの一種)を使ったバスソルトも、安眠効果があるのでオススメです。