朝スッキリ起きるためのアロマの選び方

アロマというと、夜リラックスするために使うイメージが強いと思います。しかし、アロマテラピーは朝の目覚めをサポートする目的でも使えます。

アロマテラピーの書籍で調べたところ、精油(エッセンシャルオイル)の香りは人間の脳に働きかける作用があり、特定の脳内物質の分泌をうながしてくれるそうです。

朝の覚醒にかかわる脳内物質は、ノルアドレナリンとセロトニンと考えられています。何らかの精油を使うことによってこの2つの脳内物質を増やすことができれば、朝の目覚めが快適になる可能性があります。

では、どんな精油がセロトニンとノルアドレナリンを増やしてくれるのでしょうか?

かんきつ系の精油が朝の目覚めをうながす

以下は、脳に効く香り(フレグランスジャーナル社)を元に作成した表です。この表によると、ノルアドレナリンとセロトニンの両方を増加させる精油がいくつかありますが、かんきつ系の精油が多いことが目にとまります。
(スイートオレンジ、グレープフルーツ、ベルガモット、レモンの4つがかんきつ系)

● 主な精油の作用予測

精油名 ノルアドレナリン増加 セロトニン増加
イランライン
スイートオレンジ
グレープフルーツ
サイプレス
ネロリ
フランキンセンス
ペパーミント
ベルガモット
ユーカリ
ラベンダー
レモン
ローズマリー

「柑橘系の精油は覚醒作用を持つものが多い」とアロマの本にはよく書かれています。その覚醒作用は、ノルアドレナリンとセロトニンが増加することによるのかもしれません。

また、かんきつ系の精油にはリモネンという成分が多く含まれていますが、このリモネンは体温の上昇をうながすと言われています。

通常、人間の体温は夜になると下がり、朝起きる前に上昇します。しかし、何らかの理由のために体温が朝になっても上がらないと、睡眠→覚醒の切り替えがうまく行われません。そんなときにリモネンを含む精油を使うと、体温が上昇することによって目覚めが良くなる可能性があります。

朝にピッタリなのはグレープフルーツの香り

どの精油がいいのかは、香りの好みもあるので一概には言えないですが、医師が認めたアロマセラピーの効力には次のように書かれていました。

もし自分の好きな香りがわからないなら、オレンジ・スイート、グレープフルーツ、レモンあたりの柑橘系から試してみてください。以上は、日本人が好きな精油のベスト3です。

上記の3つは、どれもノルアドレナリン&セロトニンの増加を見込める精油です。個人的にはグレープフルーツの香りが朝にピッタリだと思っていて、朝シャワーを浴びるときに精油を浴室の壁に数滴垂らして香りを楽しんでいます。

補足

アロマテラピーのやり方はいろいろありますが、朝におこなうのであれば「吸入」が手軽なのでオススメです。これは精油をティッシュに1~2滴落とし、それを手にとって香りを嗅ぐという方法です。あらかじめベッドのそばに精油のビンを用意しておけば、朝起きてすぐにベッドの中で精油の恩恵を受けられます。

追加情報

ローズマリーの精油は、血圧を高め、貧血や低血圧を改善する作用があるそうです。血圧が低くて朝が苦手という人は、ローズマリーの精油を使ってみるといいかもしれません。